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最近、自分がフリーメールを活用できない人間だってことに気付きました。

2008年12月26日

長文になったからこっちにアップ、12月26日の一足遅れのメリクリ日記。

 前回の更新から、サクッと一ヶ月経ってしまいました。突発的に天から下りてくる「おやりなさい」というお告げに従い、小説を書くための作業ルーチンを再構築しておりました。もう少し分かりやすく説明しますと、「俺の小説ってどこにあるの?」という呪文を唱えながら、万年筆を使って手で書いていたものを、パソコンで書くようにしたり、パソコンで書いていたものを、手で書いてみたり、横向きで書いていたものを縦にしたり、またその逆の工程をたどったりを繰り返すことです。今回は、手書き/縦だったものをパソコン書き/縦に変更しました。

 何が違うのとおっしゃる方もいるかもしれません。が、僕のことに限定させていただくのならば、絶対的に違います。脳みその働き方が。万年筆を握ろうが、キーボードを叩こうが、そこには字の綴られる速度と、思考の回転の速度があることには変わりありません。

 この二つの速度がぴったりと重なることは、まずありません。そもそも、思考の回転に速度という表現が的を得ているのかさえ分かりません。僕の頭は文章を書く場合、それが明瞭であれ、おぼろげであれ、まず全体像を描こうとします。そしてそこから、過去へ未来へ右往左往。全ての点を線で繋げて、距離を時間で割ると、尋常じゃない速度が算出されるわけで。はたして僕のスクラップ寸前のポンコツ脳が、そんな性能を秘めているのかと首を傾げざるを得ません。出力したときには文章という形を取ってはいても、脳内では絵を描いていることに近いかもしれず、絵を描く際の筆の一振り一振りの時速を計算して出したところで、ねえ? 一枚の絵を完成させるまでの速度なら、計算してもさほど的外れじゃないかもしれませんけれども。

 執筆と思考の回転にはそもそも、カテゴリの違いがあるのかもしれない。それは別にしても、手書きとパソコン書きには、確実に速度に違いがあるわけです。北方謙三は手書きで、一日に原稿用紙十枚ペースで書くことできるという話を聞いたことがありますが、経験値の低い僕に、そんなことが可能なわけがない。ある程度の速度で書くことは可能なんですが、頭の中で物語が枯渇し、すぐに筆が止まることになる。キーボードを叩くよりも確実に、僕の手書きは遅い。融通の利かない我らがポンコツ脳は、僕の手書きの速度なんか素知らぬ顔で、物語の過去から現在、未来を行ったり来たり。時間の経過は余計な言葉を削ぎ落とす。いいことのように聞こえるんだけれども、はて、出来上がったものを見てみると、「あれ、何だか言葉の濃度がやけに低くない?」という感じになるわけです。濃度の低さが即デメリットに繋がるわけでは、もちろんないのです。それはイコール、伝わりやすさ、言葉の飲み込みやすさにも繋がるわけですから。それでもそのことに疑念を抱いてしまう僕は、やっぱり手書きは性に合わないのかしらんと思わざるを得ない。

 以上のことが今回の作業ルーチン再構築に至る工程。で、キーボードを書く方にシフトして、作業ルーチンを一新。今までは見向きもしなかったプロットの製作なんてものにも、手を出しました。お陰で、今まで以上に、自分の書きたいものが書けるようになったけれど、慣れないので時間がかかる。しかも新しい作業ルーチンを採用したのが『焔』ではなく、別に温めてる作品の方だったので、余計に『焔』の進行は停滞して、このていたらくというわけです。今回アップしたのは、作業ルーチンの再構築に付きもののスランプを脱出したからではなく、ストックが一回分余計にあることに気付いたからです。なので、一定の更新ペースを取り戻すのには、まだ時間がかかるのです。すいません。

 っつか、クリスマスに合わせて短編小説を書くつもりだったんです。書いてるんです。二週間くらい前から、現在の作業ルーチンで製作し始めて、「こりゃいいものができるぞ、しかもすぐに。うっひょっひょ」とか思ってたら、さっくりクリスマスをオーバーラン。地面に両膝ものですねこれは。確認してみたら、プロットとか本文とか登場人物とか設定とか、全部まるっと合わせて千二百文字×二十ページ分あるって何なの。本当に短編なの? 俺、馬鹿なの? とか、アイデンティティの奥深くにまでぐっさりと突き刺さる自問自答を繰り返さざるを得ません。ま、確実に前進はしてるんですけどね。それだけが救い。

《余談》
 羽海野チカの『3月のライオン』が、心に優しい図書・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。僕の中で。あれはとても良い図書です。漫画を図書って言っていいの? なんて雑音には耳を貸しません。

 そう言えば、十二月上旬に胃腸炎でぶっ倒れました。そうだ。『焔』遅延の要因の一つです、これ。一、二ヶ月前に近所にできた某牛丼屋。自炊嫌いの僕の救世主になっていたそのお店の一品に、がっつりいかれました。その日は特に、その牛丼屋さんでしかご飯を食べていないので、ほぼ決定的。びっくりしました。何だかお腹がもやもやしていたので、「ああ、俺も好き放題にお肉を食したら、胃もたれをする年になってしまったんやー(注 道産子)」とか悲嘆にくれていたのですが、全然そんなん関係なかった。翌朝目が覚めると、「あ。俺吐く」との確信とともに、トイレへダッシュ&リバース。まさか胃腸炎などとは夢にも思わず、起きてまだ気持ち悪かったら胃薬だなと思いつつ、寸断された夢の中へ帰る僕。一、二時間後、再びの目覚め。再びの「あ。俺吐く」&ゴー。まだ、「嗚呼、俺も好き放題にお肉を食したら(以下略)」と思っていた僕は、諦めずに布団の中へゴーホーム。一、二時間後、三度のリバースには至らなかったものの、今度は全く起き上がれない。体に力が入らない。何だこれは。何だこの重力は。あれか。悟空やベジータは、こんな中で修業をしていたのか。さすがZ戦士。緊急事態やで(生粋の道産子)。近所の病院に直行しましたところ、熱も余裕の八度オーバー。下された診断が胃腸炎。三日間くらい寝込みました。

 そうです。これです。胃腸炎。これが、長らく小説の更新が遅延している原因に他なりません。ここまで色々語ったけど、アレ全部なしの方向で。原因は胃腸炎。絶対そう。あの牛丼屋め。でも僕、牛丼大好きなんで、今はもうそこにまた通ってます。特に胃腸炎も胃もたれもないので、もう大丈夫。ああ、牛丼屋大好き。胃腸炎を起こしたときに食べてたメニューは多分、一生食べないでしょうけれども。

 胃腸炎中に、アマゾンから『ダークナイト』のDVDが届いたのが、せめてもの救いでした。『ダークナイト』は本当に、何度見ても良い。バットマン格好良い。クリスティアン・ベールもヒース・レジャーも、アーロン・エッカートも、その他、前回の『バットマン・ビギンズ』からのレギュラー陣の方々も、みんな好き。『ダークナイト』は僕の宝物でございます。『ダークナイト』みたいに、みぞおちに食らわせるキツい一発のような小説を書けるようになりたいところです。
posted by 城 一 at 02:45| Message from Gusuku | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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